PAYDAYのロゴはかわいいですね 尿素ボタン経年によるヒビも少なく欠損も無し 真鍮ボタン スリムフィットジャケット たまにオークションでも見かけます。復刻で似たタグがあるのでご注意を。 笑っているこのヒツジは60s こちらも尿素ボタン。
昔はこの手のマクレガー高かったな。唯一残っているビンテージアロハ。 このタグもかわいい 色もまだまだ残っているから今年も主力選手 この頃のハリスがタグといい、生地の質感といい好みです。
最近のは柔らかすぎてどうも…
まだまだ現役なのは、Pey Dayのデニムのオーバーオール、
ウールリッチのハンティングジャケット
ローゲージのニットやノルディックニット
Levi’sのピケジャケットやLeeのストームライダー
ザラザラした手触りの、まだ武骨さがあった頃のハリスツイードのジャケット…
いつの間にか手放してしまった
マクレガーのボックスシャツやドリズラー、ブランケット付きの1st、
スウェットはランタグのチャンピオン
片腕だけ色が違う、単色タグのリバースウィーブ、確か青タグだった。
そうだ、星条旗柄の花のプリントのやつは何回も修理して永いこと着てたな。あれは今思い出しても秀逸なデザインだった。
あれは高円寺のサファリがまだ小さな2階建ての店舗でやってた時に一目惚れして買ったやつだ。
メーカーも読み取れない、前Vのオートミールの無地のやつは、生地が薄くなり過ぎて、色んなところが裂けてきてた…
BIGMACのシャンブレーシャツも、ほぼ白みたいな淡い水色になってたな。
あれは捨てられなかった。
アクションプリーツ付きのCWU35P
民間用のN-1ジャケット
軍ものは割りと苦手だったかな…
やっぱりワーク系。
オシュコシュの首降りボタンのエンジニアジャケット。これに40sのコの字留めのCOMMAジッパーのスポーツジャケット着てたら古着屋さんでチヤホヤしてもらえたっけ。
エプロン付きのLeeのヒッコリーオーバーオール、
自動車の整備の時に着るワークジャケットも、チェーンステッチの刺繍が入っていれば、
ファッショナブルな気分で着ていられた…今は流石に無理かな。
ダブルニーのオシュコシュのダッグペインターは、色を濃い目の茶色で染め直して
ビンテージっぽく履いてた。
今ではあれもビンテージ扱いかな。
そして、アウトドア系のギミックが大好きだった。今でも好きだけど。
ハンティングジャケットの腰にあるゲームポケット。大きな襟を立てて着られるチンストラップ。
あれは獲物を待つときに防風の役割をしていたんだっけ? 木の上から落ちてくるヒルや虫が襟から入ってくるのを防いでいたんだっけ?
多彩な形とテクスチャで誰もが1枚は持っていた、ペンデルトンのネルシャツ。
刺繍タグは当たり前で、ウールマークが入っていないやつがビンテージとされていた。
スウェットよりマウロスカルニケはこっちの方が合わせやすかった。
ウエスタンシャツ形、ボックス形、カラーが少し高めの物、オープンカラーの物…
1番自慢できたのはボックス、オープンカラー、で、フラップポケットが付いた物。
青と白と黄色、オレンジも少し入った、可愛いカッコいいチェックのテクスチャはもう見つからないかな。
デニム以外の定番パンツといえば、リーバイスの519コーデュロイ。もう何本履きつぶした事か…
最近は519以外にも、リーの太めのストレート200、ラングラーの太畝のコーデュロイ等も
履くけれど、春先はやはり
細身のテーパード 519。
そしてデニム。まずはやはり501。14歳でレギュラー(90年代初頭だから当然USA製、耳なし) を新品で買って
風呂場でたわし洗いし丁寧に糊を落として、裾上げするのももったいなくて、早く色落ちさせたいから寝る時まで履いて寝たりして、布団が真っ青になって親に怒られて…
お湯で洗って乾燥機の高温で乾かして、ねじれをを出したり、
耳の部分のアタリをきちんと出すために両面テープで貼ってみたり、
蛍光剤の入った洗剤は、白っぽくなるから、小遣いでわざわざ蛍光剤無しの洗剤を買ってきたり、
公園で無駄に砂まみれになってみたり、勿論ハンカチなんか持たずに、手を洗ったら太もも部分でゴシゴシ
拭いて…とにかく如何にして理想の1本を育てるかに情熱を注いでた。
あの501はどうしただろう?
Leeのサイドタグの200番、 サイズが大きめだったけど、バイトの先輩から安く譲って貰った、初めての
ビンテージデニム。嬉しくて仕方がなく、ずっと履いていた。色が落ちるのが嫌だから洗濯なんかしなかった。
結果的に短命になってしまったけど、それでも2年くらいは履き続けていた。
当時は消臭スプレー的な物もなかったから、きっと臭かっただろう。
あれは誰かに譲ったんだっけ?
デニムジャケットはLevi’sよりLeeの方が好きだった。というよりも当時
Levi’s の広告に出ずっぱりだったジェームス ディーンが履いていたデニムは
Leeの 101だった、という逸話(おおらかな時代だったね) を聞いてから、
ボトム、ジャケット共デニムは意識的にLee を選ぶようになった。理由なき反抗はやっぱりかっこよかった。
赤いスウィングトップ(正確にはナイロンアンチフリーズというマクレガーの商品) も買ったし
エンジニアブーツも買ったし、Tシャツはもちろんヘインズの白だった。
映画の影響はやはり強くて、夏はジーンズに白Tシャツ、左の肩にラッキーストライクを巻いてジッポーはコインポケットに。かなり頑張って買ったレッドウィングのエンジニアブーツを苦労して履いて、あとは財布を右のヒップポケットに。それだけでよかった10代の夏。身軽だった。
Leeのパンツとジャケットに関しては、当時古着屋さんで同じ値段で売られていた物の中からいかに古いものを見つけるか、の方法を知り合いから伝授してもらい周りに自慢してた。
ビンテージとレギュラー古着の境目が今よりももっと曖昧だった時代の話、70~80年代の
Lee の見分け方はジャケットならば
胸ポケットの縦のライン(左右それぞれ2本ずつのあれ) が縫い付けられているか、それとも割られているのか、襟の後ろにステッチが4本ないのか、それともあるのか、
ハンドウォームポケットは勿論、付いていない時代のもの。
パンツならば
ヒップポケットの上の縫い目、腰のパーツが上に被さっているか、ヒップ側が被さっているか、で新旧を見分けていた。
両方とも後者の方が古いです。あ、急にですます調。
デニムオンデニムはあまりもてはやされ無かった時代でしたが、マウロスカルニケはデニムシャツまで着込んで
全身デニムで歩いてた。
好きなものを着てるだけ。悪い事してないわ。
そうだ、この頃に衝撃の出会い。
今はなき、そして復刻もされないであろう『バーリントン』 というメーカーのデニムのカバーオールと
の出会い。
Leeの81-LJを買おうかどうか迷っていた頃に、知り合いが譲ってくれるということで袖を通してみるとなんとジャストフィット!! 写真が無いのが非常に悔やまれるが、全体的に角ばった男らしいディティールで、色も濃く
確かストア系ブランドの派生などでもなく、レア度の高い一品。
ボタンは機関車のイラスト入りでレールローダー臭満載。ザ・ワークマン。男の仕事の為の1着。
もうこれもまた嬉しくて嬉しくて、ほぼオールシーズン(少しでも涼しければ夏でも) 着てた。
数年前のLee200の教訓を生かし、たまにごく少量の洗剤を使って洗濯、これはつい5年程前まで、多分15年位着ていた。リペアしてリペアして、
最終的にお笑い芸人の後輩に譲った。そよかぜましお。頑張れ。
ヘラクレスのペインター。ウォッチポケットに白タグの60年代のやつは高円寺のショップ店員さんに8000円位で譲ったんだっけ?
そしてマウロスカルニケ人生の中で1番の高額ビンテージ。
Levi’s の1st,ブランケット付きの519XX。写真はありません。
知り合いから10万円で譲り受けた、この生産期間わずか1年間の鬼ビンテージとの付き合いはなんと
たったの10か月間。
理由としてはサイズが2サイズ位大きかったのと、自分の着用によるダメージが許せなかったため。スペシャルビンテージのオーナーになれたことは誇らしかったが、やはりコレクションではなく、着ないと面白くない。
大切に着る、と、いたわりながら着るとはまた別の話。いたわりながら着る服はワードローブになりえない。
故に惜しかったが信頼できるビンテージショップに引き取っていただいた。惜しかったが…コレクション向きの個体だった。
年代は10年位しか変わらないはずだけどそれでもガンガン着られるビンテージデニムも沢山ある。
今は冒頭でも紹介したPAYDAYのオーバーオール。全く気を使わない訳ではないが、繊細な心遣いはべつにいらない。普通に着られるビンテージ。春・夏の休日気分を高めてくれる。3歳の息子と鉄道博物館などに行くときにはもう、コスプレ感覚で張り切って着ていく。
息子もそろそろオーバーオールデビューさせよう。
あとは夏用にいい感じな色落ち具合の501赤耳が1本と、ビンテージではないが、『ライジングサン』というアメリカのリプロダクトメーカーのデニムジャケット。こちらはLeeのプロトタイプをいい具合に落とし込んだ秀逸デザイン。
デニムは今はこれだけ。書き出してみると寂しいので、もう1本位買い足そうかな。





さて、長々と綴ってきたこの文章は何だったのか? ほんの少しの蘊蓄と、ディティールが伝わりそうな画像を選んでマウロスカルニケが伝えたかったことは…
ずばり、同年代のビンテージラヴァーの諸兄にちょっとそわそわ、にんまりしていただきたかっただけです。
箪笥の奥から宝物を引っ張り出していただくきっかけになれば幸いです。
長文お付き合いいただきありがとうございます。ではでは。
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