コーヒーについて

数年前、数年間、数ヵ所のコーヒー屋さんで働いていました。

数年前、と言ってもスペシャリティコーヒーの定義の様なものが業界に浸透しはじめた頃なので、もう割と昔の話ですね。

最後にいたコーヒー屋さんはその道のパイオニアとされる方の会社で、ここでの半年間はものすごく刺激的で、

コーヒーはもちろん、パンやケーキやワイン、チーズなどなと…さまざまな美味しいものの知識をここで得ることができました。

さて、前置きが長くなりましたが、コーヒーについて、少し書きます。

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自宅でコーヒーを淹れる楽しみについて。

ドリップの手順や、豆の種類や味の傾向などはお気に入りのコーヒー屋さんを見つけて、そのお店に教えてもらいましょう。

深煎りにしても個性が失われない、最上の豆を揃え、ネルやペーパーでハンドドリップで提供してくれるお店や、

全体的に浅煎りにした豆をエスプレッソにしてラテなどで提供するお店、

スターバックスのようにアレンジメニューを提供してくれるお店など、

今やコーヒー屋さんも様々です。

香りを楽しむためにワイングラスでアイスコーヒーを提供してくれるお店まであります。

お店によって表現したい事が違うわけですから、どれが正しいと言うものでもありませんし、まずは色々試してみて自分が納得できるコーヒーを提供してくれるお店を探しましょう。

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良いコーヒー屋さんに共通している点は…

1.自家焙煎であること。直火の焙煎機を使用している事。

2.焙煎日が明確であること。表示されていなくても質問したら答えてくれるお店であること。

3.産地だけではなく、農園名なども明確なコーヒー豆を扱っているお店

そして、良いコーヒー屋さんは皆、例外なくコーヒーの良さを伝えることに熱心ですから、どんどん質問して自分の知識も深めていきましょう。

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コーヒーは楽し。

コーヒーという嗜好品の良いところの一つは『舌』と『頭』で楽しめる点だと思います。

産地の歴史や国について学んでも良いですし、

コーヒーに似合う本、映画、音楽を掘り下げるきっかけにしても良いですし、

器具にこだわったり、コーヒーカップを収集するのも楽しいですし、

料理やスイーツとの相性を楽しむこともできますし、

もちろん、コーヒー自体を掘り下げて、産地や農園による違いをアーカイブするのも楽しいと思います。

色々な広がりを作るツールとしても、とても優れているコーヒー。

水とアルコールを除いて、世界で1番消費されている飲料だそうです。

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手間をかけなくても良いですが…

コンビニでも上質とされる豆を使ったコーヒーが手軽に飲める時代です。

何かを調べなくても「悪くはない」 クオリティの商品が、コーヒーに限らず簡単に、手に入ります。

意識しなくてもある程度の満足感が得られると言う事は素晴らしくもあり、

少し勿体ない気もします。

何かに興味を持たなくても、それなりに「悪くはない」 物を与えられて不足無く生きていける。

これに異を唱えるのは贅沢な考え方かもしれませんが、妥協しやすい環境である、という見方もできそうです。

色々調べて、何回も練習して失敗して、こうだと思っていたことが、実は見当違いな解釈で、ああでもない、こうでもないを繰り返し…それでもなかなか思うようにいかないけれど、全部まとめて楽しめる。

良い趣味というものはきっとそう思えるものの事だと思います。

お湯の落とし方や温度、器具の選び方、豆の選び方や挽き方、粉の量、抽出時間…いろいろなロジック、さまざまなメソッド。

ネットで少し調べれば、個性的なコーヒー屋さん達とすぐに出会えます。彼らはソーシャルネットワークを駆使し、マニアックな情報を分かりやすく、楽しく提供してくれます。

前述した通り、彼らはコーヒーの素晴らしさを伝える事にとても熱心ですから。

「直火焙煎」 「スペシャリティコーヒー」 「コーヒー 農園」 「こだわり コーヒー」「農園指定 コーヒー」 「コーヒー ハンドドリップ」 などなと検索してみましょう。

近所のコーヒー屋さんに行ってみるもよし、地方の評判のいいロースターさんからネットで豆を購入するも良よし。

こんなにも多彩な広がりを持つコンテンツを便利だからという理由だけで、100円で済ませてしまうだけではもったいないです。

ぜひとも、手間と暇をかけて、ああだこうだ言いながらコーヒーを楽しみましょう。

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