男の手料理も当たり前の昨今、平日は無理でも、休日くらいはパートナーや家族に得意料理を披露したい、と思う人も多いと思いますが、
週に1~2回でも、いざキッチンに立つと、レパートリーが少なくマンネリ化してしまい、
だんだんキッチンに立つ回数が減って、楽しいはずの手料理披露が億劫に…
なんてことになってしまっていませんか?
マウロスカルニケは休日の朝は必ず自分でスープを作ることにしています。
元々は独り暮らしの野菜不足を補うために、市販のコンソメで適当な野菜を煮ていたのですが、
コンソメの味に飽きてしまい、料理の本等読みながら少しずつ改良して、アレンジの利くベースのスープを作れるようになりました。
基本を押さえれば、あとは牛乳を入れる、トマトを入れる、スパイスを利かせる等でバリエーション豊富に作れるようになるので、
これは覚えてしまえばかなり便利です。化学調味料的なものも使いませんし…小さなsonやdaughterにも安心して食べてもらえます。
野菜を食べてくれないkidsでも、旨味と栄養がたっぷり詰まったスープだけ漉してカップに入れて出してあげれば、飲んでくれるかもしれません。味が濃ければお湯で割って薄めてあげましょう。
と、言うことで、 簡単、ざっくり、アレンジ豊富な家族のための男の料理
今回は2~3人前のレシピです。たっぷり食べましょう。
まずは材料
玉ねぎ 4分の1~半分
にんじん 半分
鶏肉(もも、むね、ささみ、手羽先等何でも大丈夫です。)
もも、むねならば半分くらい
手羽先、ささみならば3~4本くらい
塩(天然海塩、岩塩等なるべくミネラルがあるもので。スーパーで売っている何とかの塩みたいなもので大丈夫です。) 2つまみ(味を見ながら)
オリーブオイル 多め
水 2カップ(500㏄) くらい
以上。
最低限上記だけで出来ます。
お好みでニンニクやセロリ、ショウガ等あってもいいです。
作り方
1 玉ねぎ、にんじんをみじん切りにして軽く洗います。
2 鶏肉を一口大に切ります。まあ、スープの具ですから、お好みの大きさで。手羽先なんかはそのままで大丈夫です。
3 鍋にオリーブオイルをしいて、火を付け1を入れます。鍋が熱くなってから入れると油がはねますので、はじめから入れてしまいましょう。
ニンニク、ショウガ、セロリ等入れる場合はここで一緒に入れましょう。
4 弱火~中火で炒めます。多少焦げても大丈夫です。炒める時間は大体8分~12分くらい。この間に他の野菜などを切っておいても良いです。
焦げそうで心配ならば一番弱火にして香りが出るまでほったらかしでも大丈夫。油を多めに敷いてあれば焦げ付くことはそうそうありません。
5火が通ったら(玉ねぎが半透明になったら) 鶏肉を入れてさらに炒めます。
むねやささみはあまり炒めると固くなるので、表面の色が変わるくらい
ももや手羽先ならば焦げ目が付くくらい炒めても大丈夫です。ながく炒めるとその分コクと味が出ます。
5 程よく炒めたら水を入れて弱火に落とします。
この時に、鍋の底の焦げを竹ヘラでけずりましょう。
焦げもご馳走。「デグラッサージュ」 と言う、フランス料理の技法です。焦げが見えなくても、鍋の底はけずるようにしましょう。旨味がついています。
あとはほったらかしで大丈夫。鍋のふちがコトコトいいはじめてから10分位で良い出汁が出ます。
最後に塩を入れて味をみて完成。これがベースになります。
このままでも美味しいですが、ここからお好きな野菜を一口大に切って入れて更に煮ていけば、見栄えする野菜スープに。キャベツやジャガイモ、小松菜、きのこ類…何でも入れちゃいましょう。
ちなみにマウロスカルニケは冷蔵庫の残り物をここで始末するようにしています。
しわしわのプチトマトでも、鍋で使い切れなかった白菜でも、キャベツでもじゃがいもでも、大根でもかぼちゃでも、キノコ類、ズッキーニ、レタス、もやし、なす…野菜なら何でも大丈夫です。
鶏の匂いが気になるようならば、オレガノかローズマリーを適当に入れて少し煮れば大丈夫です。
アレンジ
醤油を少し垂らせば和風に、
トマトを入れて煮込めばイタリアンに、
オイスターソースと片栗粉で中華風に、
牛乳や生クリームで、クリームスープに。
クミンやガラムマサラ、ターメリックを入れてカレー風にもできます。
スパイスを入れるときは初めの玉ねぎ・にんじんと一緒に入れて炒めましょう。香りが立ちます。
少し濃いめに作って、ご飯を入れても美味しいです。風邪ひいたときによくやります。
上の写真は、しめじとキャベツとピーマン、プチトマトを入れてみました。
ベースを覚えてしまえばアレンジは何通りでも出来ます。休みの朝は家族より30分早く起きてスープを作り、幸福な朝食を楽しんでみては?
ではでは。