今ならまだ買える ハンドソーンモカシンのススメ 

ビンテージウェアを着よう

 

どうも、マウロスカルニケです。

今回はすっかり絶滅危惧種あつかいになってしまったアメリカ製のハンドソーン(手縫い) のモカシンのお話です。

量販店などでも『モカシン』とよばれる靴は売っていますが、アメリカ製で手縫い、となるとかなり種類は限られてきます。

 

昔はそれほど珍しいものではなかったそうですが、現在は大手からのOEM生産の依頼もブラジルやインド、中国等に流れてしまっているようで、かなりの数があったメーカーも淘汰されてしまったようです。

今ならまだ購入できるアメリカ製ハンドソーンのモカシンメーカーをご紹介します。

 

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いいモカシンとはどういうものか?

 

 

ソールが1ピースであること

足を靴下のように包み込む、モカシン構造の基本中の基本内側を見てみるとすぐに分かります。

 

内側が全部一枚の革で出来ています。

現地ではソールにゴム底を張らない、ダブルソールの革底がポピュラーで、スキンステッチという難しい縫製技術を要するこの仕様は、森の中や芝生の上を歩いても音がしにくいために、ハンターたちから絶大な支持を得ているそうですが…アスファルトの上を歩くならばソールは必須。日本で販売されているものは大抵クレープソールが付いています。

 

靴の前後左右が革繊維の前後左右方向と一致していること

 

牛の革は頭-尻の前後には伸びませんが、左右方向、つまりおなかまわりの横方向には伸縮性があります。これを利用して足へのフィット感を高めるように考えられて作られているか、です。

 

ハンドソーン(手縫い)であること

 

本当のハンドソーンとは、一つ一つコンディションの違う革を手で触り、位置と感覚を調整しながら穴を開け、締め付け具合を測りながら手縫いしていくべきものであるそうです。

まさに職人技。

一つ一つ職人さんが丁寧に作ってくれる物というのは、靴に限らず愛着の湧くものですね。

10年後、20年後にそういうものがどれだけ残っているか…

 

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メーカーのご紹介

《ARROW MOCCASIN》「アローモカシン」

 

アメリカのマサチューセッツ州にて1951年に設立された<ARROW MOCCASIN>「アローモカシン」はウーレット家によって代々ハンドメイドで作られ、アメリカ北東部のモカシン作りの伝統を現在も守り続けています。

一枚の革を縫い縮めるだけで出来るモカシンは、靴の原点とされており、「アローモカシン」では良質の分厚い革で縫い上げられています。

革は、厚さ1/4インチもの質の高いスイスハイドを使用、さらに英国のタナーで専用に鞣されたオリジナルレザーです。そして、仕上げのステッチングワークには最上級のダウン糸を用い、一点一点が熟練した職人により、丁寧に縫い込まれています。

優れた柔軟性と通気性、驚く程の耐久性を備えた「アローモカシン」の靴は、履き込むほどに味わい深くなり、最高のクオリティの高さを誇る物作りを、今に伝えているメーカーです。

これだけ分厚い革で作られている靴は先ずこれを置いて他にはないでしょう。6mm以上あります。履いても履いても革が伸びません。足馴染みは正直、良くはありません。が、少し大きめに作られているので、アウトドア用の靴下などと組み合わせてあげれば問題なく履けます。上記の通り、通気性は意外と良く、重たいですが、歩きやすい靴です。

他のモカシンとの違いはずばり、分厚い革。これによりつまり、型崩れしない、ということです。マウロスカルニケは5年位、ほぼ毎日履いていますが、若干甲の部分にしわが入ったかな、くらいでほぼ型崩れ無しの状態を保っています。シューツリーなんかは特に入れていないのですが。

ローカットのモカシンはシューツリーを入れずに履き続けると、どんどん潰れてくるものなのですが(そのために入り口にシューレースが付いているものが殆どです)  この靴に関しては全く必要が無いと思います。靴の原型ともいえるモカシンの、さらに原型に一番近い靴ではないでしょうか。

《RUSSELL MOCCASIN》「ラッセルモカシン」

モカシンといえば、「ラッセル」といわれる程、1898年アメリカで創業以来、現在も熟練された職人の手により一足、一足入念に生産されているこだわり人気ブランド。北米のネイティブアメリカンが履いていたとされるインディアンモカシンは、現在あるモカシンシューズの原点とされています。その伝統を守り続けるラッセルでは、職人の丁寧な手作業によって一足の靴が作られています。
どんなテイストにも溶け込んでくれるシンプルなデザインとラッセル第一の魅了である履き心地の良さが、長い間多くの人を魅了し続けています。


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ラッセル モカシンRUSSELL MOCCASIN”FISHING OXFORD”(COLOR : BROWN) 【05P03Sep16】


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<QUODDY TRAIL MOCCASIN>「クオディ・トレイル・モカシン」

<QUODDY TRAIL MOCCASIN>「クオディ・トレイル・モカシン」は1900年代初頭からL.L.ビーンのモカシンを作り続けてきた手縫い職人であったShorey一族が起こしたハンドソーンモカシンのメーカー。一昔前まではアメリカ製のハンドソーンモカシンはそれほど珍しいものではなかったが、いまやその大半が姿を消してしまった。「L.L.ビーン」本店においてあるモカシンですら、<Quoddy Trail>のものを除くとすべてが海外生産である。まさに世界遺産とでも呼びたくなる。いまや数少ないmade in U.S.A.のハンドソーンモカシンメーカーなのである。そもそもメイン州には「L.L.ビーン」に<SEBAGO>「セバゴ」と、ハンドソーンモカシンのメッカであった。かの<ALDEN>「オールデン」や<ALAN EDMONDS>「アラン・エドモンド」といった高級シューズメーカーもメイン州が発祥である。まさに靴産業の拠点であった。「L.L.ビーン」や<WOLVERINE>「ウルヴァリン」など大企業の下請けとして手縫い需要があったわけだが、現在では価格戦略などの影響で、そのほとんどのモカシン製造の拠点はブラジルやインド、中国に生産拠点を移している。それに伴い、メイン州では多くの技術者たちが職を失っているのが現状だ。そんな中、それでもMade in U.S.A.を貫く同社には、「L.L.ビーン」や「ラルフローレン」からの依頼が絶えることがない。


QUODDY TRAIL MOCCASIN(クオディ・トレイルモカシン)/日本別注 MALISEET OXFORD/black


QUODDY TRAIL MOCCASIN(クオディ・トレイルモカシン)/#501 BLUCHER MOCCASIN(ブルーチャーモカシン)/whisky chrome


QUODDY クオディ 807001 Kennebec Chukka ケネベック チャッカChromexcel Brown チャッカブーツ アメリカ製

これレディースサイズしかないけどかなりお買い得。安い。


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いかがでしたでしょうか? 今ならまだ買えるハンドソーンモカシン。アローモカシンは廃業に追い込まれてしまいましたが、ラッセル、クオディ、その他まだ良いものを作り続けてくれているメーカーもあります。

買えるうちに良いものを手に入れてみては?

ではでは。

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