パンが大好きだ10 パーラー江古田

パンと美味しいもの
のれん。いい味でてます。

どうも、マウロスカルニケです。パンが大好きだ も10記事目になりました。

記念すべき10件目はみんな大好き《パーラー江古田》 さんです。

このお店がある、と言うだけでその町に住みたくなるという典型です。しっかりと焼き込まれたパンはどれも個性的で薫り高く、ハード系のパンは初めてこちらを訪れた人が見ると「焼きすぎでは?」 と思ってしまうかもしれません。

しかし、そんな心配はひと口食べればどこかへ飛んで行ってしまいます。代わりに「ああ、パンってっこんなに芳ばしく、薫り高く、美味しい物だったんだ」 という感動が押し寄せてくることでしょう。

有名ブーランジェの方々も舌を巻く本格的なパンたちが並びますが、敷居が高いなんてことは全く無く、地元のお年寄りから小さな子供を連れたお母さん方も日々のパンを気軽に買いに来る、素敵なお店です。

マウロスカルニケは初めてこちらのパンをいただいた時、子供のころ絵本で見て美味しそうだと思った外国のパンはきっとこんな味なんだろうなと感じました。

固くて、柔らかくて、甘くて、しょっぱくて、とびきり良い香りがするパンたちと、美味しいコーヒー、美味しいワイン、美味しいチーズ…ああ、江古田に住みたい。

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テイクアウトしたパン

左上から時計回りに くるみのパン  ブリオッシュロール  角食  ハードトースト  ビスコッティ

くるみのパン

パーラー江古田の特徴があ味わえるハード系のパンは是非とも1つは買って帰りたい所。カンパーニュ、リュスティック、バゲット、…どれもクラストはガリっと固く芳ばしく、クラムは甘く薫り高いです。

すごく伝わりやすい、というか難しく考えることなくハード系のパンの美味しさってこういう事なんだ、と感じ取れます。

こちらくるみのパンは、クリームチーズとはちみつで頂こうと思っていたのですが、気が付いたら半分以上、スライスしてそのまま食べてしまっていました。

中のくるみも芳ばしく甘みがあります。クラムも甘味を感じるのですが、しつこさはなくとても良いバランスで調和がとれています。

温める程度で少しトーストしても香りがたって美味しいです。焼きすぎには注意です。

ブリオッシュロール

卵、牛乳、バターがたっぷりの中が黄色いパン。ハード系のパンとは真逆の位置にいるはずのパンなのですが、そこはパーラー江古田のパン。

もちろん柔らかく食べやすいのですが、薄いクラストもきちんと存在感があり、クラムはほんのり甘く、ただ甘い香りがするだけではなく、きちんと バターと小麦の香りがします 。

角食

基本の角食もきっちりと焼き込まれ、密度のある、しかし重すぎないクラム、パリッとしたクラスト。

そしてビシッと角の張った端正なルックス。端正な仕事の結果。仕事に対する真摯さと、パンに対する(素材や生産者) 愛が感じられます。

勿論、他のパンでもそうですし、パーラー江古田といえばギリギリまで焼き込んだハード系のパンが真っ先に浮かぶのですが、角食は何というか、一番神経を使っているというか、「さあ、角食を焼くぞ」 みたいな意気込みみたいなものが伝わってきます。

まさに『端正な』 食パンです。

ハードトースト

マウロスカルニケはハードトーストにたっぷりのバターを塗り、きび砂糖を、これまたたっぷりとかけて、砂糖の表面がカリカリになるまでトーストして食べるのが好きなのですが、パーラー江古田のハードトーストは、少しだけトーストして冷たいままのバターを塗り、そのまま食べても大満足の一品です。

買ってきたその日のうちならば、スライスしながらそのまま食べます。

もっちりとしたクラムからは小麦の味がびしびし伝わってきます。噛めば噛むほど…というやつですね。

美味しいお米のごはんならば、そのまま食べても美味しく、お米の甘味、旨味、香りが感じられる上にオカズとの相乗効果も抜群、塩むすびで頂けばお米の甘味がさらに引き立ちます、というのと一緒で、

パーラー江古田のハードトーストはそのままで良し、サンドにしても良しでまさに『美味しいお米のごはん』 のよう。1本買って帰ってもあっという間になくなります。

ちなみに塩むすびの塩に当たるものは、ハードトーストにはオリーブオイル、でしょうか。こちらも是非お試しあれ。

ビスコッティ

ガリガリと固く、香ばしく、甘味と旨味が凝縮されたこちら、ビスコッティはコーヒーに良し、ワインに良し、牛乳に良し、そしてコスパも最高。このクオリティにしてこのお値段はびっくりです。他店だと1.5倍はします。

生地に比べ柔らかく感じる食感のアーモンドと、香りのよいレーズン。クラストから飛び出て焼かれたレーズンの、カラメル化した部分の甘苦さがアクセント。

日持ちもするので、マウロスカルニケは行くと必ず10本以上は買います。そして、店内で食事しているときに待ちきれなくなって2本程お皿に出してもらいます。

ちょっとした手土産にも重宝しますよ。

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今回はドリンクのみ

遊びに行った帰りで、あまり時間がなかったので今回はドリンクのみ店内で頂いて帰ることにしました。季節のサンドやタルト、トーストにバターとはちみつ、美味しいチーズやワインたちの誘惑をなんとか断ち切り、オーダーしたのは…

アイスカフェラテ

オレンジジュースチョコボールという小さなパン

ぜんざい

そしてシェケラート。に、グラッパを少々入れていただきました。

我慢できずに写真を撮る前にひと口飲んじゃいました。
ブラッドオレンジジュースとチョコボール。店内で食べたいと言うと息子が食べやすいように切ってくれました。

ぜんざいとアイスカフェラテは写真を撮る前に無くなってしまいました。すいません。

ぜんざい

ぜんざいは黒蜜味のかき氷。甘く煮た黒豆がゴロゴロ入っています。やさしいお味で暑さでやられた体に無理なく入ってきます。

マウロスカルニ子は体に悪そうなかき氷が大好きなので、あまりお気に召さなかった様子。初めて食べるかき氷がパーラー江古田のぜんざいだったらよかったのに…

アイスカフェラテ

パーラー江古田はミルクとエスプレッソの比率が細かく選べます。

エスプレッソから始まり…

カフェマッキャート

カフェラテ

ラテマッキャートと、下に行くにつれてミルクの割合が多くなります。

その他にも

カフェマロッキーノという濃いめのカプチーノにココアをかけたものや、

キャラメルカプチーノチョコ入りカプチーノという甘い系アレンジや

ハンドドリップのコーヒーもあります。

お好みがあればメニューに載っていない物でもできる限り対応していただけるので(例えばリストレットとか) こういうものが飲みたい、と相談してみましょう。

エスプレッソのショットの追加も勿論やっていただけます。

ブラッドオレンジジュースとチョコボール

こちらはマウロスカルニ子用にオーダー。チョコボールはバゲットの様な生地のパンにチョコとピーナッツが入った小さめのパン。子供に食べさせる旨を伝えると、半分に切ってくれました。

ブラッドオレンジジュースは酸味が強めのオレンジジュース。暑いときにはうれしい酸っぱさです。

もう一種類オレンジジュースがあり、そちらの方が甘めです。

シェケラート

エスプレッソと氷をシェーカーで振ったもの。甘みもついていますが、甘くない物がお好みならば対応していただけます。お酒がOKなタイミングであればグラッパを入れるのもオススメです。

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食べられなかったお食事系

時間があれば食事のメニューも頂いていきたかったのですが、今回は泣く泣く断念。マウロスカルニ子眠そうだし。

フレッシュトマトとペコリーノ季節の野菜のグリルサンド舞茸とチキンなど、使うパンが選べてボリュームもそこそこあります。

そして、もれなくお酒に合います。ワインも色々揃っているし、カルバトスやグラッパも。

カンノーロやタルトなど甘い物もあります。

テイクアウトで売っているパンも店内で頂けますので、胃袋とお金が持てば一日中美味しいものが食べ続けられます。

まだ若かったころ、サンドウィッチ二種類、パンの盛り合わせ、トースト、ぜんざい、カンノーロ、コーヒーを3~4杯、タルト、キッシュ、白ワイン、ぜんざい、シェケラート等々…欲望のままに注文して平らげ、店主にあきれられた事があります。

いやあ、幸せな1日でした。あんなに食べて飲んだのは後にも先にもあの日だけです。

入り口を店内から1枚。どこを見ても美味しそうなものだらけです。

いかがでしょうか。レストラン並みに要望に応えてくれる丁寧な接客と、ここでしか味わえない料理、そしてストイックでとっつきやすくてとてもいい香りがする美味しいパン。

近所にあったら本当にうれしいパン屋さんです。ああ、江古田に住みたい。ではでは。

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