どうも、マウロスカルニケです。
ほらーマウロスカルニ子。もうすぐ着くからねぇ。大きなクジラさんの絵が描いてあるらしいよー。
「くじらなの?」
そう。クジラ、なんでだろうね?
「なんでだろうねぇ。なんでだろ」
電動自転車でひたすら山手通りを進み、中目黒の交差点から駒沢通りに入り、旧山手通りから明治通りを渋谷方面へ。あれ? 遠回りかな? まあいいや。
もう近くのはずなんだけど…。
《東二丁目》 というバス停を通り過ぎた次の信号を右に曲がると…
ありました。大きなクジラの絵。
リノベーション銭湯。今回は創業100年を超える老舗、『改良湯』さんです。
着いたよー。おお、クジラでっかいねぇ。
「くじらだねぇ」
入り口&駐輪スペース
自転車の駐輪スペースは特に設けられていないようで、お店の前、又はコインランドリー近辺に皆さん停めている模様。マウロスカルニケもそれに倣います。
渋谷駅・恵比寿駅、両駅から徒歩12分くらい。のんびり歩いて来ても良いかもしれません。
入り口の暖簾もロゴもシックな壁の色も流石改良湯。オシャレで、清潔感があります。
下駄箱も下駄箱のカギもオシャレ。
券売機は2台あって電子マネーにも対応しています。
さっそく入浴券を買って店内へ。
シンプルなカウンターと、対面に男女入り口。貸しロッカーがあります。奥に少し下がったところに休憩スペースもあり、ビールや牛乳、地サイダー、オリジナルグッズなんかも売っています。
脱衣所&トイレ
脱衣所には小ぶりな長椅子が2脚。広々としていてロッカーも大きいサイズと小さいサイズがあります。床もマメに掃除していて、足ふき用のタオルも交換してくれているのでとても清潔感があります。
トイレも勿論清潔。全く嫌な思いをしませんでした。
お風呂&壁画
さて、いよいよ浴室へ。
おお、暗い。間接照明のみで照らし出された空間は、もう本当にホテルのよう。
やたらと明るい蛍光灯の銭湯も大好きですが、こういう落ち着いた雰囲気の風呂もなかなか良いです。
薄暗い方が人間落ち着くのか、銭湯特有の「カポーン音」も「ザバー音」も聞こえてきません。
皆ゆったりと目をつぶってリラックスしながら入浴しています。
お湯は温泉ではありませんが、ナトリウム温泉のミネラルバランスに近い軟水のお風呂だそうで、石鹸の泡立ちが良く、肌に良さそうです。なめらかな湯触り。
炭酸泉もあり、ゆっくり浸かれます。
そして特筆すべきは『水風呂』。
きりっと冷たく、炭酸泉との交互浴に最適。軟水だからなのか、水温が低いからなのか、あるいは両方の効果なのか、肌が引き締まるけど、ピリピリした感じはしない、気持ちの良い水風呂です。
壁画は『 ペインティングユニットGravityfree 』さんの作品で、田園風景広がる過去の渋谷と、高層ビルが立ち並ぶ現代の渋谷をモチーフにした作品だそうです。
薄明かりの落ち着いた空間に鮮やかさが映えます。一見の価値ありです。
クジラのヒミツ
七福神の『恵比寿様』。漁業の神様として信仰されていますが、恵比寿様=鯨(鯨が沖に現れるとカツオなどが沢山採れたことから) として同一視されていることに由来して、恵比寿界隈で《恵比寿鯨祭り》 なる催しが開催されているらしく、その主催者とのコラボレーション企画の一環として描かれたようです。
なんにせよインパクト抜群の素敵な壁画。少し分かりずらい場所にある改良湯の目印としての役割を十二分に果たしていますね。
いかがでしたでしょうか? 恵比寿《改良湯》 清潔感&ラグジュアリー感は他の銭湯とは比べ物にならないほど抜きんでています。
カップルでお出かけするも良し、1人で静かに気持ちよく浸かるも良し。
一度は行っておかないと、もったいないですよ。
ではでは。