どうも、マウロスカルニケです。パンが大好きだその12.今回は特別編で再び九品仏コムンさんへ。新たに購入した5種類のパンの実食レビューです。
前回の記事でも書きましたが、《予想外のプラス1》 が楽しいコムンさんのパン。今回も驚き、美味しくいただきました。それではさっそく。
サンドが気になって気になって…
朝一番で行くせいか、どうしてもサンド系に手が伸びない。いや、本当に美味しそうなのでいつかは買ってレビューしますが、絶対ビールかワインが飲みたくなってしまうので…
ね? 絶対アルコールが欲しくなるやつでしょ? 流石に朝の7時からは…ねえ。
このサンドはこの日が初お目見えだそうで、左上に見える焼きナスとレバーカツのようなものも挟んでくださる模様。バンズはちらっと断面が見えて、これにはなんとクルミが入っていました。
完成形は見ていないのですが、と言うか、見ないようにお店を後にしたのですが、今度必ず買いに行きます。
あー…先ずはビールでそのあと赤ワインかな。これだけで2杯はイケます。
今回は甘いパンと食パンです
前回は、甘いパン、しょっぱいパン、食事パンのバランスを考えて買いましたが、今回は欲望の赴くままに焼き立てのパンたちをピックアップしてきました。
結果、甘いものに偏りました。疲れてるのかな。では、さっそく。
りんごとくるみ
今の季節に、そして朝にぴったりのこちらのパン。少し変わった形。固いかな、と思いきやなかなかソフトな口当たり。生地のくちどけも、のど越しも良く、ハード系のパンなのにクラムがもっちり。
中はこんな感じ
甘く煮たりんごがふんだんに入っていますが、意外と甘さは控えめ。代わりにくるみの香ばしさが凄いです。口に入れると初めにくるみの香ばしさ、続いて甘いりんごの香り。
ここに何か驚きのプラスワン、を期待したのですが、このパンには発見できず…。
もちろん生地の柔らかさと、香り高いくるみには驚きました。美味しい。
インパクトで言うとベーカリーコントラストさんのりんごのバゲットの方が印象深い…個人の独断ですので聞き流してください。
ジンジャー・ノア
今回一番パンチがあったのがこちらジンジャー・ノア。名前の通りショウガの甘く煮たものとくるみが入っています。しっかりと焼き込んである生地、クラストはカリカリ、クラムはしっとり柔らか。何が美味しいってコムンさんはパン自体がほんとに美味しい。
で、こちらもショウガの香りがどーん、と来て、くるみがあとからズバーンと来る感じです。
ショウガのどーんが凄いパンチ力なんですが、辛さはなく優しい甘味、で香ばしいくるみが後からズバーンと、ショウガに負けないくらい香ります。
先に書いたりんごとくるみもそうですが、くるみの存在感がすごい。量がたくさん入っているわけではないのに…。
で、その個性的な2つの香りと甘味、食感を上手くまとめているのがパン生地。
ピントがズレていますが、この生地が本当に上手くまとめているんです。これは美味しい。
こちらもプラスワンは発見できませんでしたが、この個性的なショウガとくるみには必要なかったのかもしれません。
本日のクリームパン
このビジュアルで《クリームパン》 を名乗るのは反則な気がしますが、入っているものも反則です。
天面にはクッキー生地とスライスアーモンド、生地はブリオッシュ、そして断面は…
生地にはアールグレイ、そして来ました、プラスワン。柑橘系の何かの皮、オレンジピールかな? も少量練り込まれています。
クリームは贅沢な質量と舌ざわり。
はい、想像してみましょう。しっかり目に焼き込まれたブリオッシュ生地の上にはクッキー生地とスライスアーモンドがたっぷり。濃厚なクリームにアールグレイがしっかり香るくちどけの良い生地の中にほのかに香る柑橘…
ああ、もう次行きましょう。何故って? これは本日のクリームパン。今後出会えるかどうかがわからないのにこれ以上は読者の皆様に酷です。
カカオショコラマロン
はい、個体撮影し忘れました。のでいきなり断面。チョコチップがこんなにたくさん入っているにもかかわらず、きちんと栗の香りがします。栗もそんなに量が入っているわけではないのにちゃんと存在感。こういうところもきっと技術力なんでしょうね。
もちろんチョコの焼けた良い香りも負けていません。ひと口かじると…
ザクザク。
栗の食感も埋もれずにしっかりありながら、チョコチップがザクザクいいます。咀嚼していて楽しい食感。で、ここでプラスワン。
カカオニブが入っています。焼き込まれたチョコの食感とは別の、シャープな切れ味のカカオニブ。パン生地自体は今回の中ではいちばん固め。これは延々と食べていられます。美味しい。
桜と日本酒(食パン)
高級食パンの良いところは、そのまま食べた後、トーストすることでまた違った側面を味わえるところ。
食パン専門店も流行で、美味しい食パンは数多ありますが、これはもう流石コムン、の一言に尽きます。
生地はしっとり&ずっしり。きめの細かいクラムがみっちり詰まっています。日本酒を使っているせいか、上品な甘味、本当に生地がしっとりで、色気すら感じます。なんか、ずっと口の中にいて欲しい。
で、この艶めかしい食感の生地にほんの少しだけ練り込まれているのが桜の葉の塩漬け。生地の甘さを引き立てつつ、鼻に残る心地良い香り。大人のための食パン、子供に食べさせるにはもったいない。
コムンさんのどのパンにも言えることですが、この「ほんの少し」の塩梅が素晴らしい。
桜の葉がこれより多かったら多分飽きちゃう味になると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか、九品仏 《Comme’N》。まだまだメニューの全貌がつかめませんが、これはもうしばらく通い詰めるしかないですね。
今回もオープン直前、AM6:50にお店に到着したのですが、天気が悪かったこともあり、なんと2番目に入店出来ました。
テレビが放送された直後はものすごい行列でしたが、ようやく少し落ち着いてきたように感じました。
次回こそ、サンドウィッチ系の実食レビューが出来るように頑張りますのでお楽しみに。ではでは。
九品仏 《Comme’N》
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢7-18-5 1F
7-18-5 1F Okusawa, Setagayaku, Tokyo, Japan
OPEN : 7:00 – 18:00(定休日:火・水曜)
TEL : 03-6432-1061 電話で予約も受け付けていただけるようです。
気になる方はお電話で問い合わせてみてください。