どうも、マウロスカルニケです。
いやあ、面白いですね。フロント1階なのに浴場4階と5階ですよ?
お湯をくみ上げるモーターとかすごいんだろうなとか勝手に想像したりしながらカウンターの前にあるエレベーターに乗り込み、(男湯女湯別々のエレベーターです。) 5階に到着。
おお、脱衣所の暖簾はなかなか年季が入っているなと思いつつ、手で持ち上げて潜ると、脱衣所は綺麗、オシャレ、清潔な印象。大き目のロッカーは漢数字表記。池尻大橋の文化浴槽さんと一緒かな。
客層は地元の親方衆。若い人もちらほら。親方衆6の若者・家族連れ4と言った感じ。相撲部屋も近いからひょっとするとお相撲さんも来るかもしれません。2015年にリノベーションしたばかり、読み方が難しい御谷湯(みこくゆ)さん。
それではさっそく
浴場とお風呂の種類
ビル型銭湯なのに広く感じます。そしてお風呂の種類が豊富。
高温・中温・低温の黒湯、半露天風呂、打たせ湯やジェットバスがある浴槽、薬湯。
水風呂は無いのかと思いきや、低温風呂が22度くらい。ぬるめの水風呂の温度。
あまり負荷のかからない優しめの交互浴が楽しめます。
洗い場も清潔で、こちらも全く窮屈さを感じません。シャンプー&ボディソープ完備。
壁画はなんと入り口正面、ではなく左手に。どどん、と富士山。あまり銭湯では見ない構図のステキな絵です(5階の方です)。
4階はホームページで確認したところ、こちらもお風呂の種類は一緒の模様。
5階と比べると黒を基調とした内装が大人っぽい感じです。壁画も金色の梅? の木のような壁画。こちらもあまり見ないタイプの壁画でした。
お邪魔した日は薬湯が『りんご湯』 で、本物のりんごが30個くらいプカプカ浮いていました。
子供はもちろん大はしゃぎ。
こらこら、あんまりりんご集めちゃダメよ。って言ってもきかないのが子供。
親方衆に気を使いながらも楽しく入浴できました。
ジェットバスはもうどこの銭湯でもほぼ完備されていますが、珍しいなと思ったのは『打たせ湯』。
もうあまり見かけなくなってしまいましたが、久しぶりにやってみると、肩と頭にダバダバと容赦なく落ちてくる湯が気持ちいいです。
そしてこれまた気持ちが良いのが高温・中温・低温の3種の温度が楽しめる『黒湯』。
低温は前述したとおりぬるめの水風呂。高温でガッ、と上げて低温で優しくクールダウン。
中温でゆっくりのんびり。この3種だけでも十分に気持ちよく交互浴が出来るのに、さらにさらに、半露天風呂はなんと不感温温泉。この呼び名は初めて知ったのですが、体温と同じくらいの温度のお湯。
熱くもなく、冷たくもなく、そしてぬるくもない…まさに不感温。
ちなみにこちらの半露天からは墨田のシンボルスカイツリーが少し、見えます。
こうやって書き出してみると、なかなか贅沢なお風呂ですね。
個人的にはお湯の質なら武蔵小山温泉『清水湯』、総合点では久が原『ますの湯』が1番かと思っていましたが…こちらも中々甲乙つけがたいです。すごく良いお風呂でした。
カウンターと休憩所
初めて訪れた銭湯だったので、気が急いてあまり見ていませんでしたが、お風呂上りによくよく見てみると休憩所も良い感じ。
壁にはめ込まれた水槽には金魚がゆっくり泳いでいます。
反対側の壁には年季の入ったカッコいい柱時計と木彫りの大入り札。
歴史を感じます。東京の北の方はこういう江戸っぽさが残っているのが良いですね。
まとめとおまけのけ
いやあ、良かった。御谷湯さん。
実は今回、こちらを狙って行った訳ではなく、たまたま近くにいて、ひとっ風呂浴びて帰るかと思い立って、検索して引っかかった次第です。
こんな思い付きで良い銭湯に巡り合えて本当に良い1日でした。
これだから銭湯巡りは止められない。
そして気になりながら今回は行けなかったのですが、このビルの2階にはなんと、
カフェバー『とまどい』さんという、お酒の飲めるところがあるらしいのです。
これはもう、絶対最高のビールがやれるところですよね、きっと。
名前にちょっとドキドキしてしまうカフェバーを2階に携えたすてきな銭湯。
また近いうちに行ってしまいそうです。
ではでは。
御谷湯(みこくゆ)
住所 | 東京都墨田区石原3-30-8 |
電話番号 | 03-3623-1695 |
営業時間 | 15:00~24:00 (最終受付 23:30) |
定休日 | 月曜日 (祝日なら営業、翌火曜日休み) |
駐車場 | 無料駐車場は1台分あり |